紛糾することの多い遺産の評価
遺産(相続財産)の範囲が確定したら、今度はそれらの価値を評価する必要があります。市場に流通していて客観的に市場価値が明らかな場合であればともかく、流通性に乏しい財産はもちろん、不動産のように一見価値が明らかなものであっても、相続人の思惑が絡むと評価が割れることがあり、遺産分割協議が長引く原因となります。不動産鑑定士や税理士等、各分野の専門家とつながりをもつ弁護士に相談するのがポイントとなります。
遺産評価の基準時
被相続人が死亡した時点から実際に遺産分割がなされるまでの間に、相続財産の時価が変動する場合があります。実務上、遺産評価の基準時は遺産分割時とすることがほとんどです。
遺産分割のための相続財産評価は分割の時を標準としてなされるべきものである(札幌高決昭和39年11月21日) |